ネット時代の子供の間で広がっている「ポップコーン脳」...学校も手をこまねく問題は「書くこと」で防げる
なんかポップなネーミングですが、ポップコーン脳とは、委縮した脳のことをいうようです。
マルチタスクなデジタル生活で“ポップコーン脳”になる!?|脳のはなし|Active Brain CLUB (active-brain-club.com)
脳の萎縮ですから、アルツハイマーとかと似た脳なのでしょうか。
若いのに人生終盤の脳になっていては先が思いやられます。
でもこれが、文章を書くという簡単な作業で防げるというのです。
常に手元にあるスマホで、あっちの情報をちょこっと入れ、こっちの情報をちょこっと入れ、というように、脈絡のないランダムな情報を脳に入れているだけでは、脳が育たないのは当然のような気はします。
考えるためには、いろいろな情報が頭に入っていることが前提です。
そういう点では、かいつまんだ情報をいっぱい持っている今の人のほうが考える材料は揃っているのではないでしょうか。
ただ、それらの情報を取捨選択し統合する暇がなく、専ら情報を入れることに終始している、ということなのかもしれません。
文章を書く、ということは、自分の考えを書く、ということです。ただし、誰かの作文を丸写しすることを除きます。
自分の考えを書くのですから、必然的に、自分の考えはこうで、他人の考えはこうだと線引きをする作業になります。
そして自分の考えはなぜそうなのかを論拠付けしなければなりません。
そうこうする過程で知識の連鎖が生まれ、脳が成長するのかもしれません。
いくら栄養のあるものを取り入れても、噛まずに飲み込んで消化不良になっては、身に残りません。
文章を書くことは、取り入れた情報という栄養をしっかり消化吸収する過程なのかもしれません。
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