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マイナスとマイナスはプラス

こんなとこで話すことではないのですが、

マイナスとマイナスでプラスなどを国語で説明します。

 

例えば、

ある」は肯定なのでプラス、「ない」は否定なのでマイナスと考えることができます。

 

①「お金があるのである

変な日本語ですが、つまり「お金がある」と言いたいのは分かると思います。

ある」と「ある」で「ある

つまり

プラスプラスプラスです。

 

②「お金がないことはない

これも「お金がある」ことを言っています。

ない」と「ない」で「ある

つまり

マイナスマイナスプラスです。

 

③「お金がないのである

変な宣言ですが、つまり「お金がない」ことを言っています。

ない」と「ある」で「ない

つまり

マイナスプラスマイナスです。

 

④「お金があるのではない

不自然な日本語ですが、つまり「お金がない」と言いたいのは分かると思います。

ある」と「ない」で「ない

つまり

プラスマイナスマイナスです。

 

 

例えば、

賛成」は肯定なのでプラス、「反対」は否定なのでマイナスです。

 

①「憲法改正に賛成する意見に賛成する」と言えば、憲法改正に賛成の立場ですね。

賛成」の「賛成」は「賛成

つまり

プラスプラスプラス

 

②「憲法改正に反対する意見に反対する」と言えば、憲法改正に賛成の立場ですね。

反対」の「反対」は「賛成

つまり

マイナスマイナスプラス

 

③「憲法改正に反対する意見に賛成する」と言えば、憲法改正に反対の立場ですね。

反対」の「賛成」は「反対

つまり

マイナスプラスマイナス

 

④「憲法改正に賛成する意見に反対する」と言えば、憲法改正に反対の立場ですね。

賛成」の「反対」は「反対

つまり

プラスマイナスマイナス

 

 

話は変わりますが、憲法は、変えたからといって良くなるとは限りません。

良くなれば「改正」、悪くなれば「改悪」です。

 

良くなったか悪くなったかは、変えた後に、日本とその周りが、どういう道筋を辿ったかを、後世から客観的に検証しないと、分かりません。

よって「憲法改正」という言葉は、現時点では正しくありません。

憲法を変える前に使う正しい言葉は「憲法改定」です。

くり返し、改正、改正、と口走ってしまったことを、お詫び申し上げます。

 

話をもとに戻します。

改悪改悪を重ねても改正にはおそらくなりません。

マイナスマイナスプラスにならないですね。

どうしてか、分かりますか。