うちの塾に通っている塾生様が先日、時習館高校に受かったのですが、数学の問題集に、赤チャートをもらって来たとの報告をさっき頂きました。去年までは青チャートだったそうです。
チャート式という有名な問題集があって、難易度順に易から白チャート、黄チャート、青チャート、赤チャートで難着陸します。
難易度が一番高い赤ですが、これ、難関の理系以上か最難関大学を目指す人が使うものなんです。
灘とかラ・サールみたいな私立が採用するならまだしも、公立高校で赤チャート一律とはいかがなものかと。
時習館は東三河でトップとはいえ、田舎の学校ですから、上から下までの学力差はかなりあるはずです。
それに、1年生では文系、理系にも分かれていません。
なのに一律に赤チャートを採用してしまいました。
ほんの一部の上位の生徒のために、その他大勢を犠牲にするのかと。
大半の人が打ちのめされて、数学に対してやる気を失くすと思います。
公立の学校なのだから、単純に多数派である中位に合わせて問題集を選ぶのが一番マシな方法であり、上位向けには赤、下位向けには黄、白がある、という紹介にとどめておくべきだと思います。
ご本人様もそこまでのレベルを求めてないと明言し、白か黄か青を買ってそれを進めたい、とのことでした。
白は教科書程度だから教科書の例題を解けばいいので、黄チャートで速く回して、青チャートで回して、余裕があれば、赤チャートやったら? とアドバイスしておきました。
コメントをお書きください
みかづき (水曜日, 29 3月 2023 02:13)
時習館の数学科の先生ヤバいっすね