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㎡ m/秒 単位の由来

 

今日は日中ずーっと雨ですね。なのに、だーれも勉強に来てないです。もったいない。

 

ここで話すことでもないのですが、なぜ面積や体積が㎡だったり㎥なのか。

中1の最初らへんを習うと分かるのですが、認識の薄い人が多いので、改めて確認してみましょう。

 

まずは中1のおさらい。

 5a×6a

=5×a×6×a

=5×6×a×a

=30a²

 

では面積の単位はなぜ2がつくのか。

例として長方形で。

 

問.縦5m、横6mの長方形の面積

 

面積=縦×横なので、そのまま当てはめます。

 

 5m×6m

=5×m×6×m

=5×6×m×m

=30㎡

 

m×m=㎡だから面積の単位は2がつく。

計算結果がそのまま反映されているだけです。

体積も同じ理由。

 

問.縦1m、横3m、高さ2mの直方体の体積

 

 1m×3m×2m

=1×m×3×m×2×m

=1×3×2×m×m×m

=6㎥

 

問.100mを10秒で走る人の秒速

 

=100m÷10秒

=言葉でいうと「10秒 分の 100m」

=100m/10秒(分母が10秒、分子が100mの分数を斜めで表しました。ここで100と10で約分して)

=10m/1秒(文字の前の1は省略するので)

=10m/秒

 

速さ=距離÷時間

  =m÷秒

  =「秒 分の m」

  =m/秒

だから速さはこの単位です。

 

これも計算結果をそのまま反映させているだけです。

数学や理科の単位はだいたいそうです。

単位が分からなければ単位をつけたまま計算すればいいです。そのまま単位付きの計算結果が出て、解答欄に書けば、たいてい〇です。別の単位が独立に存在していても、杓子定規でない先生なら△はくれます。なぜなら、数学や理科の先生は理解に重点を置いているからです。